結論、次のようになっています。
- 偏差値は互角
- 就職実績は関関同立の圧勝
- 入りやすいのは地方国公立
本記事の内容
- 地方国公立と関関同立はどっちが上?
- 地方国公立と関関同立、入りやすいのはどっち?
- 地方国公立のメリット
- 関関同立のメリット
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、地方国立大学に現役合格し、今はもう卒業しました。
また、友人に関関同立に通っていた人が多いです。
地方国公立にするか関関同立にするかで迷う高校生は多いと思います。
そこでこの記事では、地方国公立と関関同立とを徹底比較します。
この記事を読み終えると、あなたに合っている大学はどちらなのかを理解でき、実際にその大学に入ることで、ミスマッチを防げます。
さっそく本文へ行ってみましょう。
目次
地方国公立と関関同立はどっちが上?
- 偏差値
- 就職実績
地方国公立と関関同立の偏差値はどっちが上?
結論、ほぼ同レベルですが、地方国公立の方が偏差値の幅が広いです。
関関同立の偏差値は次のようになっています。
大学名 | 偏差値 |
関西大学 | 50.0~65.0 |
関西学院大学 | 50.0~60.0 |
同志社大学 | 52.5~62.5 |
立命館大学 | 52.5~62.5 |
一方で、地方国公立大学の偏差値は次のようになっています。
大学名 | 偏差値 |
秋田大学 | 47.5~62.5 |
愛媛大学 | 47.5~65.0 |
岡山大学 | 50.0~65.0 |
大分大学 | 47.5~62.5 |
上と下の表を比較すれば分かると思いますが、地方国公立の方が偏差値の幅が広いですね。
つまり、偏差値50を切っている人が関関同立を目指すのは厳しいですが、地方国公立だったら受かる可能性が高いということです。
一方で、偏差値60以上の人は、関関同立よりも地方国公立に多いです。
因みに、ここで記載している偏差値は大学受験パスナビを参考にしています。
また、高学歴の基準を知りたい方は、こちらをご覧ください。
地方国公立と関関同立の就職実績はどっちが上?
結論、関関同立の圧勝です。
就職実績を比べるにあたって、有名企業400社の就職率を比較します。
ただの就職率を比べると、就職率を上げるために「どこでも良いから就職させてしまえ!」という大学が入ってきてしまうためです。
有名企業400社への就職率ランキングは、次のようになっています。
分かりやすいように関関同立だけを抜き出すと、下の表のようになります。
大学名 | 就職率 |
同志社大学 | 30.7% |
関西学院大学 | 25.6% |
立命館大学 | 22.6% |
関西大学 | 19.4% |
一方で、先ほど挙げた地方国公立の就職率は、次のようになっています。
大学名 | 就職率 |
岡山大学 | 15.2% |
秋田大学 | 5.9% |
愛媛大学 | 5.5% |
大分大学 | データ非公開 |
偏差値は変わらないのに就職実績に圧倒的な差がある原因として、「地元志向の強さ」があると思います。
というのも、例えば秋田大学と立命館大学を比べた時に、地域別就職割合が違いすぎるんですよね。
下の画像が秋田大学の地域別就職割合になります。
(出典:大学ポートレート「進路」)
東京都と秋田県への就職者がほぼ同じ割合になっていますよね。
一方で、立命館大学出身者の都道府県別就職先は次のようになっています。
(出典:大学ポートレート「立命館大学」)
もうパッと見で東京・大阪が多いのが分かりますよね。
大企業の多くが、東京や大阪を中心に拡大していきます。
ですので、地方によっては有名企業400社がそもそもない地域もあるんです。
ですので、地元での就職を選ぶと、必然的に有名企業400社以外になってしまうんです。
少し話が逸れましたが、結論、関関同立の方が就職実績は優れています。
地方国公立と関関同立はどっちが上?
①偏差値は互角
②就職実績は関関同立の圧勝
地方国公立と関関同立、入りやすいのはどっち?
結論、地方国公立の方が入りやすいです。
次の2つの視点で比べていきます。
- 偏差値
- 倍率
まず1つ目の偏差値についてですが、これは先ほど説明した通り地方国公立大学の方が入りやすいです。
なぜなら、地方国公立大学の方が下限が低いからです。
というのも、医学部で比較すると上限が高い地方国公立大学の方が入りにくいです。
ここでしているのは、あくまでも学部を無視して大学を見た時の話だということを忘れないでください。
次に倍率についてです。
関関同立の倍率は次のようになっています。
学部 | 倍率 |
関西大学 | 2.3~6.1倍 |
関西学院大学 | 2.2~3.7倍 |
同志社大学 | 2.3~4.2倍 |
立命館大学 | 1.5~5.7倍 |
一方で、地方国公立大学の倍率は次のようになっています。
学部 | 倍率 |
秋田大学 | 1.5~4.0倍 |
愛媛大学 | 1.7~6.3倍 |
岡山大学 | 2.1~2.9倍 |
大分大学 | 1.8~2.9倍 |
2つの表を見比べると分かりますが、偏差値同様、地方国公立の方が幅が広いですね。
結論、倍率を比べても偏差値をくらべても、地方国公立の方が入りやすいです。
地方国公立と関関同立、入りやすいのはどっち?
偏差値、倍率、どちらを比べても地方国公立の方が入りやすい。
地方国公立のメリット3選
- 学費が安い
- 穴場学科がある
- どこでも通じる
地方国公立のメリット①:学費が安い
地方国公立大学のメリットは、学費が安いことです。
国立大学、公立大学、私立大学の平均学費は次のようになっています。
種類 | 学費(円) |
国立大学 | 243万 |
公立大学 | 255万 |
私立大学 | 542万 |
私立大学では授業料以外にも、会費や設備費で年間数十万円ものお金が必要になります。
そのため、トータルで見ると学費は相当高くなります。
学費の安い国立大学に入りたい方には、こちらの記事がオススメです。
地方国公立のメリット②:穴場学科がある
地方国公立大学では、穴場学科があります。
穴場学科とは、倍率も偏差値も低くて受ければ誰でも受かるような学科のことで、僕が命名しました。
例えば鳥取大学工学部であれば、センター試験300点台の人でも合格できますよ。
それでも国立大学なので、履歴書の見栄えは結構良いです。
これについてはこちらの記事で解説していますので、ぜひご参照ください。
地方国立大学のメリット③:どこでも通じる
地方国公立大学の最大のメリットは、そのネームバリューがどこでも通じることです。
「国立大学出身」と言えば、それ以下の人みんなから「高学歴なんだ」と思ってもらえます。
しかし、「関関同立出身」と言っても、関関同立を知らない人からしたら全く分かりません。
おそらくほとんど居ないと思います。
しかし、地方の人で関関同立を知らない方は多いです。
名前を知っていても、関関同立がどのレベルなのか知らない人はかなり多いですよ。
ですので、関関同立の名前よりも地方国公立の名前の方が広く通じます。
地方国公立のメリット3選
①学費が安い
②穴場学科がある
③どこでも通じる
関関同立のメリット3選
- 校舎が綺麗
- 設備が充実
- 関西ではまじで強い
関関同立のメリット①:校舎が綺麗
関関同立は校舎が綺麗です。
外装も内装も、しっかりとお金をかけてます。
一方で地方国公立の場合は、校舎は結構汚いです。
関関同立のメリット②:設備が充実している
関関同立は、意外と設備が充実しています。
地方国公立の方が充実してそうに思われますが、関関同立も結構お金をかけているんですよね。
例えば、研究室の器具を見ても、地方国公立大学と遜色ないくらいの充実さです。
関関同立のメリット③:関西で強い
関関同立は、関西で最強です。
なぜなら、その名を知る者はいないくらい有名だからです。
地方国公立は世間で一般的に知られていますが、「へぇ、高学歴なんだ」くらいのものです。
一方で関関同立は関西に限り有名ですが、関西では「神じゃん!」という扱いです。
ですので、関西ではかなり強いです。
関関同立のメリット3選
①校舎が綺麗
②設備が充実
③関西ではまじで強い
【地方国公立vs関関同立】まとめ
この記事では、地方国公立と関関同立はどっちが上なのかを解説しました。
結論、地方に就職したい方や偏差値50以下の方、偏差値60以上の方には地方国公立がオススメです。
一方で、大企業に就職したい方は関関同立がオススメです。
また本ブログでは、勉強に関する情報を毎日発信しています。
まずは学力を上げることが最優先ですので、本ブログで学んでいってください。
テストで良い点を取りたい方や安くて質の良い教育サービスを知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
ご質問などありましたら、本記事下部のコメント欄からお気軽にどうぞ!
最後までご精読いただきありがとうございました。
はじめまして。某国立大学に在学中のものです。自分に学歴コンプを抱えているのを承知の上で、本記事に関しまして2点疑問に思った点があるので質問させていただきます。
①偏差値についてですが、私立大学では偏差値が高く出やすい現状があるのは周知の事実としてあります。ですので、偏差値が低いという単調ものだけで国公立の方が(偏差値的に)簡単というのは読者に誤解を与えかねませんか?
②穴場学部が存在すると記載されてますが、私立大学にも多く存在します。まず、前提知識として、私立の学校(高校も含め)では、辞退者が出ることを考慮して定員よりも多く合格者を出します。そのため、私立大学では「倍率が高いとこばかり=穴場学部がない」とはなりません。一方で国公立大学では定員以上を取ることは滅多にありません。故に倍率で穴場学部を判断されるのはいかがなものかと思われますが貴方はどのようにお考えでしょうか?※国公立大学大学にも年によっては穴場学部が存在することは周知しております。
もしよろしければ下記メールアドレスにご返答お待ちしております。