このような疑問にお答えします。
本記事の内容
- 【2021年】中学校の成績の付け方(内容)
- 中学校の成績の付け方(評価方法)
- 各項目の内容
- 中学校の成績を上げる方法
- 【都道府県別】中学校の内申点の計算方法
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、塾の講師・家庭教師として数百名の生徒さんを指導してきました。
2021年から新しくなった中学校の成績の付け方。
この記事では、2021年から新しくなった変更点を解説します。
この記事を読み終えると、中学校の成績の付け方を理解でき、どうすればあなたの成績が上がるのかが分かります。
それではさっそく本文へ行ってみましょう。
目次
【2021年】中学校の成績の付け方(内容)
- これまでとの変更点
- これまでと同じ内容
- どう対応すべきか
【2021年】中学校の成績の付け方①:これまでとの変更点
これまでとの変更点は、次の2つです。
- 観点別評価が3つになったこと
- 観点別評価の内容が変わったこと
観点別評価は、今までは国語が5つで国語以外の教科は4つでした。
それが3つに集約されたのです。
また、2021年から評価内容が次のように変わりました。
- 「関心・意欲・態度」→「主体的に学習に取り組む態度」
- 「技能」→「知識・技能」
- 「知識・理解」→「思考・判断・表現」
2021年からの成績の付け方変更に伴って、今後どうするべきかについて後で説明します。
【2021年】中学校の成績の付け方②:これまでと同じ内容
中学校の成績の付け方について、これまでと同じ内容は以下の3つです。
- 評価する人
- 評価方法
- 内申点の計算方法
観点評価の内容は変わりましたが、評価方法は大して変わっていません。
また、内申点の計算方法もこれまで通りです。
因みに、内申点が低いと高校受験でどうなるのか気になる方は、こちらの記事をご覧ください。
【2021年】中学校の成績の付け方③:どう対応すべきか
2021年からの中学校の成績の付け方変更に伴って、どう対応すべきかを説明します。
結論、これまで通りで大丈夫です。
なぜなら、評価内容が変わっただけでそれ以外が何も変わっていないからです。
つまり、評価制度自体が変わっていないため、成績の付け方は大して変わらないのです。
ですので、これまで通りのやり方で大丈夫ですよ。
因みに、成績の上げ方が分からない方はこちらの記事をご参照ください。
中学校の成績の付け方(評価方法)
中学校の成績の評価方法には、以下の2つがあります。
- 相対評価
- 絶対評価
中学校の成績の付け方①:相対評価
相対評価とは、全体の中の割合で成績が決まる評価方法です。
例えば5段階評価の場合、次のようになります。
- 評定が「1」の人・・・7%
- 評定が「2」の人・・・24%
- 評定が「3」の人・・・38%
- 評定が「4」の人・・・24%
- 評定が「5」の人・・・7%
つまり相対評価だと、全体の上位7%が評定「5」になり、下位7%が評定「1」になります。
ですので全体のレベルによって自分の評定が変わってしまいます。
中学校の成績の付け方②:絶対評価
絶対評価とは、評価基準に照らし合わせて成績を決める評価方法です。
例えば次のような感じです。
- 提出物は毎回出しているか?
- 遅刻はしていないか?
- 授業中に私語をしていないか?
- テストは何点か?
これらの評価基準に照らし合わせて判断するため、全員が全てを満たしていたら、全員評定「5」ということもあり得ます。
因みに東京都教育委員会が出している調査によると、令和元年の各評定の割合は次のようになっています。
- 評定「1」の人・・・3.1%
- 評定「2」の人・・・11.7%
- 評定「3」の人・・・48.1%
- 評定「4」の人・・・24.9%
- 評定「5」の人・・・12.2%
(出典:東京都教育委員会 都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和元年12月31日現在)の評定状況の調査結果について)
つまり、以前よりも良い成績を取りやすくなっています。
中学校の成績の付け方
①相対評価
・全体における割合で成績が決まる
・2002年以前の評価方法
②絶対評価
・評価基準に照らし合わせて評定が決まる
・現在の評価方法
【中学校の成績の付け方】各項目の内容
- 国語
- 数学
- 理科
- 社会
- 英語
【中学校の成績の付け方】各項目の内容①:国語
項目名と内容は次の通りです。
- 国語への関心・意欲・態度・・・授業態度、提出物、発表頻度など
- 話す・聞く能力・・・テスト
- 書く能力・・・テスト
- 読む能力・・・テスト
- 知識・理解・態度・・・授業中の課題など
【中学校の成績の付け方】各項目の内容②:数学
項目名と内容は次の通りです。
- 数学への関心・意欲・態度・・・授業態度・提出物・発表頻度など
- 数学的な見方や考え方・・・テスト
- 数学的な表現・処理・・・テスト
- 数量、図形などについての知識・態度・・・テスト
【中学校の成績の付け方】各項目の内容③:理科
項目名と内容は以下の通りです。
- 自然事象への関心・意欲・態度・・・授業態度・提出物・発表頻度など
- 科学的な思考・・・テスト
- 観察・実験の技能・表現・・・テスト
- 自然事象についての知識・理解・・・テスト
【中学校の成績の付け方】各項目の内容④:社会
項目名と内容は以下の通りです。
- 社会的事象への関心・意欲・態度・・・授業態度・提出物・発表頻度など
- 社会的な思考・判断・・・テスト
- 資料活用の技能・表現・・・テスト
- 社会的事象についての知識・理解・・・テスト
【中学校の成績の付け方】各項目の内容⑤:英語
項目名と内容は以下の通りです。
- コミュニケーションへの関心・意欲・態度・・・授業態度・提出物・発表頻度など
- 表現の能力・・・テスト
- 理解の能力・・・テスト
- 言語や文化についての知識・理解・・・テスト
各項目名と内容はこのようになっています。
ですのでテストで90点以上を取れば、関心・意欲・態度が悪くても評定「4」は取れますね。
成績の上げ方や関心・意欲・態度への愚痴については、以下の記事で詳しく解説しています。
中学校で成績を上げる3つの方法
- 定期テストで点を取る
- 授業中は積極的に手を挙げる
- 提出物を出す
- 頑張っているフリをする
中学校で成績を上げる方法①:定期テストで点を取る
中学校で成績を上げる最も簡単な方法は、定期テストで点を取ることです。
なぜこの方法が最も簡単かというと、定期テストは範囲が狭いため点を取りやすいからです。
定期テストの点は成績に直結するため、定期テストの点を上げると成績が上がります。
中学校で成績を上げる方法②:授業中は積極的に手を挙げる
中学校で成績を上げるには、授業中に積極的に手を挙げる必要があります。
とにかく手を挙げましょう。
分からなくても良いですし、間違えても良いのでとにかく手を上げましょう。
どうせなかなか当てられませんから。
普段手を上げてない人が挙げたら当てられますが、毎回張り切って手を挙げていたらなかなか当てられなくなります。
中学校で成績を上げる方法③:提出物を出す
中学校で成績を上げるには、提出物を出す必要があります。
なぜなら、テスト以外で明確な判断基準のある評価方法は、提出物しかないからです。
授業態度は先生の主観100%ですし、挙手回数も記録しているわけではありません。
提出物のみが唯一明確な判断材料です。
A4の紙に【提出物未提出者】と書いてあり、その下に僕の名前のみが書かれていました。
中学校で成績を上げる方法④:頑張っているフリをする
成績を上げたい方は、頑張るのではなく頑張っているフリをしてください。
日本人は無駄な努力が好きなので、頑張って結果を出している人よりも、延々と無駄な努力をしている人の方が評価されます。
ですので成績を上げたい方は、頑張らなくて良いので頑張っているように見える立ち振る舞いをしてください。
例えばわからないけどとりあえず手を挙げたり、本当は分かっているのに先生に質問したりといった感じです。
これができると成績が上がりますよ。
中学校で成績を上げる方法
①テストで点を取る
②授業中は積極的に手を挙げる
③提出物を出す
④頑張っているフリをする
【都道府県別】中学校の内申点の計算方法
公立中学校の内申点の計算方法は都道府県によって異なりますので、いくつか例を出して解説します。
【都道府県別】中学校の内申点の計算方法:東京都
東京都の内申点の計算方法は次のようになっています。
主要5教科の合計+(副教科の合計×2)=内申点
例えば次のような場合、内申点は49点になります。
- 主要5教科
国語5
数学5
理科5
社会5
英語5
- 副教科
音楽3
美術3
技術・家庭科3
体育3
主要5教科の合計=5+5+5+5+5=25
副教科の合計×2=(3+3+3+3)×2=24
内申点=25+24=49
東京都ではこのように、65点満点で計算します。
【都道府県別】中学校の内申点の計算方法:大阪府
大阪府の内申点の計算方法は次のようになっています。
(1年生の評定の合計×2)+(2年生の評定の合計×2)+(3年生の評定の合計×6)=内申点
つまり主要5教科と副教科の比率が同じということですね。
【都道府県別】中学校の内申点の計算方法:鳥取県
鳥取県の内申点の計算方法は次のようになっています。
(3年時の主要5教科の合計×2)+(3年時の副教科の合計×4)=内申点
つまり東京都同じで、副教科の比率が高いです。
これら以外にも細かい条件がありますので、気になる方はご自身で調べてみてください。
中学生の内申点の計算方法
- 内申点の計算方法は都道府県によって異なる
まとめ
①中学校の成績の付け方
- 今は絶対評価
- 評価基準に照らし合わせて判断する
②各項目の内容
- 関心・意欲・態度以外はほぼテストで決まる
③中学校で成績を上げる方法
- 定期テストで点を取る
- 授業中は積極的に手を挙げる
- 提出物を出す
- 頑張っているフリをする
④中学校の内申点の計算方法
- 都道府県によって異なる
この記事では、中学生の成績を上げる方法について解説しました。
ハッキリ言って、定期テストで点を取るのが一番手っ取り早いです。
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最後までご精読いただきありがとうございました。